拠点・施設関電不動産開発(大阪市北区)は6月28日、石川県白山市において開発を進めていた物流施設「KRD-Logistics 白山木津」の完成を発表した。同社の9つの物流施設となる。
白山市は北陸エリアの中心部に位置し、金沢市や小松市などの主要都市への配送が可能な立地である。また、豊富な地下水を利用した工業都市としても知られており、産業用物流のニーズも高い。新施設は北陸自動車道・白山インターチェンジ(IC)から車でおよそ15分、金沢市中心部まで車でおよそ25分の位置にある。
本施設は、梁下有効天井高5.5メートル以上、床耐荷重が1階は1平方メートルあたり2トン、2・3階が1.5トン。また、最大4区画に分割して貸与可能で、最小区画はおよそ1500平方メートルから対応している。荷物用エレベーター4基、垂直搬送機4基が設置されており、従業員の通勤のために敷地内に212台分の駐車場も確保されている。冬季の積雪対策として、車両出入口とトラックバース部分には融雪装置が設置されている。
環境への配慮も行われており、オール電化の物流施設としてLED照明や人感センサーを採用し、省エネルギーに努めている。さらに、BELS評価で最高ランクを取得し、「ZEB Ready」認証も得ている。
地面積2万1230.53平方メートル、延床面積2万6031.32平方メートル、鉄骨造地上4階建て。設計および施工は大和ハウス工業が担当し、2023年6月16日に着工、24年6月28日に完成した。
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