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中部運輸局、貨物船衝突事故で船社に監査実施

2013年11月7日 (木)

行政・団体中部運輸局は6日、伊豆大島沖で9月27日に発生した貨物船同士の事故で、沈没した第18栄福丸の所有者で船員を雇用していた丸仲海運に対し、船員法で定める「海難発生時監査」を実施したと発表した。

また、同船舶を運航していた丸太運輸に対し、届出済みの安全管理規定を順守していたかどうかを確認するため、内航海運業法で定める特別監査を実施した。

第18栄福丸は沈没し、乗組員6人が全員死亡したため、監査では船内備え付けの書類の確認と乗組員への事情聴取ができないことから、船舶所有者と運航者が保管している書類の確認、船舶所有者の社長、運航者の安全統括管理者、運航管理者から事情聴取を行い、違反の有無を確かめた。

2社に対する監査は中部運輸局の主席運航労務管理官が立ち入り、重点監査項目などを調べた結果、「今回の事故につながる違反は認められなかった」と結論づけた。