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芙蓉総合リース、タイのフォークリフト事業会社買収

2025年6月9日 (月)

M&A芙蓉総合リースは6日、タイのフォークリフト販売・レンタル事業会社MATEHAN SIAM LAMBDA CO.(タイ)と同社グループ会社のシージーエム(栃木県さくら市)、C.G.LOGISTICS CO.(タイ)の3社の株式を取得し、連結子会社化したと発表した。

芙蓉総合リースは2022年度からの中期経営計画「Fuyo Shared Value 2026」において、CSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)を掲げている。この方針のもと、社会課題の解決と経済価値の実現の両立を通じて、企業グループ全体の持続的成長を目指す。また、「モビリティ/ロジスティクス」分野を成長ドライバーと位置付け、パートナー企業との連携を軸に、国内外でワンストップ型サービスの拡充と新規ビジネス領域の拡大を推進している。

1995年設立のMATEHAN SIAM LAMBDA CO.は、タイ国内を中心に多様な中古フォークリフトの売買・レンタル、整備、研修事業を展開し、充実した国内拠点網とメンテナンス人材を強みとする。96年設立のシージーエムは、日本でのフォークリフト調達拠点としてレンタル、販売、買取、輸出を手がける。2001年設立のC.G.LOGISTICS CO.は、フォークリフト用バッテリーのレンタルと販売を担う。これら3社は「マテハン社グループ」として、フォークリフト関連サービスでタイと日本の両市場で事業を展開している。

今回の連結子会社化により、芙蓉総合リースのタイ現地連結子会社PLIC Corp.とマテハン社グループの連携体制を構築する。双方の顧客基盤や拠点、提供サービスを相互活用し、タイ市場でのフォークリフト事業基盤を強化する。さらに、日本国内での使用を終えたフォークリフトの海外輸出販売も加速させ、国内外のシナジーによる事業拡大を目指す。

株式取得後も、26年3月期の芙蓉総合リースの個別業績および連結業績への影響は軽微と見込んでおり、ことし5月9日に発表した通期連結業績予想に変更はない。

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LOGISTICS TODAY編集部
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