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GLP、中国で物流施設ファンドを設立

2013年11月18日 (月)

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は15日、中国で30億米ドルの物流インフラファンドを14日に設立したと発表した。

新設したファンド「CLFファンド1」は、中国で拡大している消費需要と、先進的物流施設が不足しているビジネス機会を取り込むため、グローバルな大手機関投資家6社とともに投資する。

このうち4社はGLPのファンド運用プラットフォームへ初めて参加する投資家で、さらにそのうちの3社は公的年金、政府系ファンド。機関投資家からの関心が強く、大幅な応募超過になったという。

新ファンドは3年間の投資期間中、中国でGLPの物流施設新規開発プロジェクト専用プラットフォームとなる。これにより、GLPは持続可能な長期的成長をサポートする新たな資金源を得ると同時に、「これまでの投資リターンをさらに強化する」と説明している。

まずは180万平方メートルの賃貸可能面積を生み出す開発用地をファンドのポートフォリオの初期投資とする計画で、同社は今後の投資先についても「豊富な予約契約済用地を活用することにより、将来の開発パイプランは万全」と強調。

同社はアセットマネージャーとして、ファンドの56%を共同出資することとなっており、ファンドに代わって中国での開発資金を調達するため、中国招商銀行から10億米ドル(982億5000万円)の信用枠を設定した。

■GLPの共同創業者でエグゼクティブコミッティ会長のジェフリー・シュワルツ氏のコメント
「この種類のファンドとしては世界最大となる中国ファンドの設立は、GLPにとって大きな転換点となる。このファンドの設立により、活況を呈するマーケットでの持続可能な長期的成長を続けるための大規模な資本を得ると同時に、投下資本へのリターンを高めることができる」