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三菱地所、米傘下ファンドの資産規模10億ドルに

2016年10月14日 (金)

荷主三菱地所は14日、米国で子会社が2015年1月に組成したファンドの資産規模が10億ドル(1050億円)に達したと発表した。この投資による取得資産には、それぞれ1万坪以上のロサンゼルスとダラスの物流施設が含まれている。

同社は自社グループによる直接投資だけでなく、米国子会社のロックフェラーグループ・インターナショナル社が買収した投資マネジメント会社「TAリアルティ」を通じたファンドを組成。

第三者投資家の資金を導入するこのファンドで米国の優良資産への投資を行い、分散効果を得ながら早期の資産規模拡大を実現。今後はTAリアルティを通じ、投資家がマーケットの動きに応じて柔軟に出口戦略を取り得るオープンエンドファンドを組成し、これまでに取得した物件を運用資産に組み込むことも検討する。

TAリアルティ社は1982年にボストンで設立。30年以上にわたり、米国で私募不動産ファンドの運用事業を展開し、全米のオフィス、物流施設、住宅、商業施設などを投資対象としたバリューアド型のファンド、コア型のセパレートアカウントを運用してきた。これまでの不動産の投資運用実績額は250億ドルを超えるという。