
▲Arc Aerosystems Pegasus P3 (出所:エアモビリティ)
ロジスティクス空飛ぶクルマのプラットフォーム開発を手掛けるエアモビリティ(東京都港区)は16日、垂直離着陸型航空機(VTOL)開発の英ARCエアロシステムズと、パートナーシップの覚書(MOU)を先月13日に締結したと発表した。日本やアジア太平洋地域でARCが開発したVTOLの普及促進を図る。
エアモビリティは、空飛ぶクルマの航行に必要なシステムプラットフォームの自社開発に取り組んでいるほか、海外の空飛ぶクルマ(eVTOL)メーカーの日本市場参入を支援している。
eVTOLは世界各国で開発が進められており、現在、試験・認証段階に入り、来年以降の運航開始が見込まれている。
ARCのPegasus P3 は、ヘリコプター以外で初めて、米連邦航空局(FAA)の認定を受けたVTOL機体で、早期の市場展開が期待されている。他の eVTOLモデルに比べ、消費電力を抑えられるほか、安全性も高く、メンテナンスコストも削減できるなどの点で優れている。
また、無人航空機のC-600 は欧州最大級の機体で、全幅8メートル超、最大積載量100キログラム。航続距離は最大400キロメートルに達する。C150は最大積載量20キログラムで、航続距離も最大400キロメートルの性能がある。
同社の浅井尚CEOは「ARCは実績と認証可能性を備えた航空機を提供しており、日本で成⾧中の空飛ぶクルマのエコシステムにとって大きな力となる。両社の協力で、安全で効率的、持続可能なモビリティの実現を目指す」としている。
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