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三菱製紙、八戸工場で物流費改善に注力

2013年11月20日 (水)

拠点・施設三菱製紙は20日、「成長に向けての収益基盤強化」に取り組む中期経営計画の「フェーズ2」(2013年4月-15年3月)を見直すと発表した。

東日本大震災で主力の八戸工場が大きな被害を受けたことから、「フェーズ1」では「洋紙事業の復興」を掲げてほぼ完了し、ことし4月からフェーズ2に取り組んでいるが、「事業環境が大きく変化し、計画の前提条件との乖離(かいり)が大きくなった」として、環境変化に合わせた早急な対応が必要と判断した。

見直しにより、最終年度を1年延長するとともに、八戸工場の構造改革断行、海外市場への踏み込み強化などに取り組むこととし、見直し後の最終年度となる16年3月期の目標数値を売上高2300億円、営業利益85億円、有利子負債1400億円に改定した。

八戸工場では、工場の分社化・子会社再編による労務費の削減やエネルギー事業関連・省エネルギーの推進、配合改良などとともに、物流費の改善に取り組む。