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UDトラックス、クオンなど3.5万台リコール

2013年11月28日 (木)

行政・団体UDトラックスは28日、同社製トラック「クオン」などの制動装置に不具合が見つかったとして、国土交通省にリコールを届け出た。対象は2006年11月22日からことし9月5日までに製造した3万5418台。

不具合は、クオンなどの大・中型トラック、バスで、駐車ブレーキのハンドコントロールバルブ内ピストンの構造が不適切なため、最悪の場合は車両が動き出すおそれがあるというもの。

この不具合により、使用過程の圧縮空気中に含まれる水分によってピストンの全長が増大し、排気バルブの開度が小さくなる場合があるため、駐車ブレーキチャンバーからの排気が遅くなり、駐車ブレーキに作動遅れが生じ、そのままの状態で使用を続けると、駐車ブレーキの制動力が低下する可能性がある。

同社では、対象の全車両でハンドコントロールバルブを対策品に交換する。対策品の全数供給に時間を要するため、暫定措置として駐車ブレーキの作動の良否を点検し、駐車ブレーキレバーの作動位置が基準値を外れている場合は対策品に交換、基準値内の場合は使用者に説明し、使用上の注意喚起を行い、対策部品の準備ができ次第交換する。