調査・データハコベル(東京都中央区)は10日、アサヒロジ(東京都墨田区)によるバース管理システム「トラック簿」の複数箇所積卸オプションを活用した導入事例を公開した。
アサヒロジでは待機時間削減を目指し、全社的に待機時間の分析ツール導入を開始していた。しかし構内に5つの倉庫を持つ明石支店では、複数箇所の積み降ろしによる運行の複雑さが正確な待機時間把握の大きなハードルとなり、ツールの入力作業に1日あたり最大360分を要していたという。そこで24年12月に待機時間の正確な把握を目的に「トラック簿」を導入。いくつかのソリューションを比較検討する中で、複数箇所の積み降ろしに対応しているソリューションがトラック簿だけであることがわかり、トライアルを通して業務フローに合っていることも確認し導入に至った。
複数箇所積卸オプションを採用し、これまで困難だった複数の倉庫を回る車両の正確な入退場時間を可視化。導入後はデータ集計時間が1日あたり10分まで短縮された。さらに場内各倉庫での作業時間を車両ごとにトレースできるため、滞留の多い部分を明確に分析できるようになった。今後は導入によって得られたデータを分析することで滞留が発生しがちな倉庫の処理能力向上と出荷分散化を図り、待機時間の削減を進める。
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