商船三井ロジ、タイ反政府デモで業務に一時影響

話題商船三井ロジスティクスによると、タイ・バンコクで続いている大規模な反政府デモで、「原産地証明書」を発給する商務省が一時的にデモ隊に占拠・閉鎖され、申請や許認可取得手続きに支障が出たものの、11月29日時点では業務を再開している。

同月28日までに中央省庁の半数に相当する10機関が閉鎖を余儀なくされるなど、政府機能はマヒ状態となっている。また、29日は反政府デモ隊1000人がタイ陸軍本部の敷地内に突入した。

同社タイ法人からの情報によると、「対立が先鋭化している模様で、12月5日がプミポン国王の誕生日のため、ここでの国王の発言が大きなターニングポイントとなるのではないかと見られている」としている。

現時点で物流現場は空港・港湾も平常通り稼動しており、大きな遅延情報やキャンセル情報はないという。