公募・入札来月に石川県珠洲市で、超大型輸送ドローンの試験飛行を予定している一般社団法人SKy Mobility JAPAN(珠洲市)と一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会(岡山市東区)は19日、試験飛行のスポンサーと今後の協力事業者を募集すると発表した。
両者は奥能登地方で大型ドローンを活用した産業振興を目指しており、試験は「空飛ぶクルマ」と呼ばれる超大型ドローンの1つ、中国の億航智能(イーハン)製「EH216L」を使用する。EH216Lは、長さと幅が5.7メートル、高さ2.2メートルの物資輸送に特化したeVTOL(電動垂直離着陸機)で最大時速130キロ。最大250キロの荷物を搬送する。最大飛行時間は21分、最大飛行距離35キロとなっている。EH216Lの試験飛行は国内初となる。
試験飛行は8月13日、珠洲市内で行われ、日本の気象条件下での飛行性能や離着陸操作の安全性を確認し、将来的な災害対応への活用の可能性を検証する。

(出所:日本ドローンビジネスサポート協会)
スポンサー期間は1年間で、記者会見時などのバックボードやイベント時のスポンサーボードに名前を記載するほか、イベントへの招待、ドローン施設の利用、講習会への参加などの特典がある。
また、空飛ぶクルマの社会実装に向けた、機体運用や運航管理、パイロット育成・訓練など新サービスの開発、提供で提携する協力事業者も募集する。このほか、空飛ぶクルマ以外にも、ドローンを使った空輸や空撮、農薬散布などの各種サービスや、離着陸場整備なドローン関連事業でも協力事業者を募集。業務提携や技術協力、共同開発、ライセンス契約などさまざまな提携方法で事業化を図る。
両社では8月の試験飛行の結果などを踏まえ、超大型輸送ドローンの定期的な試験運用を来年から開始し、27年からの本格的なサービス開始と全国展開を予定している。
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