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YE DIGITAL、倉庫自動化システムの提供を開始

2021年11月26日 (金)

サービス・商品YE DIGITAL(ワイ・イー・デジタル、北九州市小倉北区)は25日、物流倉庫の自動化促進に特化したWES(倉庫実行システム)である倉庫自動化システム「MMLogiStation」(エムエムロジステーション)の提供を開始すると発表した。

WESは、従来のWMS(倉庫管理システム)と自動化設備の制御をおこなうWCS(倉庫制御システム)の中間に位置するシステムで、物流現場の自動化設備連携・作業管理に特化した機能を持つ。これまでWMSが担っていた自動化設備連携や作業管理をWESに引き継ぐことで各システムの役割が明確になり、自動化設備の導入や作業手順の変更など、業務の変化にスピーディに対応することが可能となる。

▲匠が提供する自立搬送ロボット「TiTra」(出所:YE DIGITAL)

エムエムロジステーションは、自動化設備の導入をスピーディーにするだけではなく、作業員や機器といった倉庫全体のオペレーションの最適化を実現する。メーカーとの協業により、主要な自動化設備を制御するWCSとのインタフェースを標準搭載することで、迅速な設備の導入が可能だ。ZMP(東京都文京区)の物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)シリーズと匠(福岡市中央区)の自律搬送ロボット「TiTra」(ティトラ)シリーズに対応している。

簡単でスピーディーに主要な自動化設備を追加できるほか、倉庫内の全てのオペレーションを管理・制御する。自動化設備と人の作業を合わせた稼働データを収集することで倉庫全体の生産性を可視化する。

YE DIGITALは今後、協業パートナーを広く募り、メーカーを問わずに「MMLogiStation」とシームレスに連携可能な自動化設備も含めて販売していく。

▲「MMLogiStation」のシステム構成イメージ(出所:YE DIGITAL)