拠点・施設大和ハウス工業は24日、埼玉県川越市にマルチテナント型物流施設「DPL川越」の地鎮祭を執り行い、8月1日より着工すると発表した。これにより、同社が埼玉県内で開発した物流施設は通算58棟目となる。
「DPL川越」は、地上4階建て・延床面積3万3172.64平方メートルの施設で、最大2社のテナントが入居可能なマルチテナント型物流施設。関越自動車道・川越インターチェンジ(IC)から2.5キロ、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・狭山日高ICから8キロと高速道路へのアクセス性が高く、東京都心からの中継拠点や広域配送拠点として優れた立地。
また、西武新宿線・南大塚駅から1.2キロと徒歩圏内に位置し、周辺は住宅街が広がる職住近接エリアに立地している点も特徴である。従業員向けに126台分の駐車場、37台分の駐輪場も整備され、快適な労働環境が確保される。

▲DPL川越(出所:大和ハウス工業)
環境面においては、屋上に750キロワットの太陽光発電システムを導入予定で、発電した電力は自家消費される。非化石証書を活用することで、建物全体を再生可能エネルギー100パーセントで運用する計画だ。さらに、省エネ性能の指標であるBELSでは最高ランクである6つ星の取得を目指し、Nearly ZEB基準以上の達成を図るなど、環境負荷低減に注力している。
「DPL川越」は、大和ハウス工業の物流不動産事業「Dプロジェクト」の一環であり、同社が手がける物流施設の中でもマルチテナント型の代表例となる。施設の設計はフクダ・アンド・パートナーズが、施工は大末建設が担当し、2027年1月22日に完成、翌23日より入居開始を予定している。
大和ハウス工業は今後も、BTS型とマルチテナント型の両面で、立地・機能・環境の三要素を備えた物流施設の展開を推進していく方針としている。
・敷地面積:1万4860平方メートル
・延床面積:3万3173平方メートル
・賃貸面積:2万9978平方メートル
・構造・規模:鉄骨造・耐震構造・地上4階建て
・床荷重:1.5トン/平方メートル
・梁下有効高さ:5.5メートル
・テナント数:最大2社(1区画あたり1万4000平方メートルから入居可能)
・用途:マルチテナント型物流施設
・駐車場:普通乗用車126台分
・駐輪場:37台分
・太陽光発電システム:750キロワット(自家消費・非化石証書活用)
・最寄り交通機関:
・関越自動車道・川越ICより2.5キロ
・圏央道・狭山日高ICより8キロ
・西武新宿線・南大塚駅より1.2キロ(徒歩15分)
・設計:フクダ・アンド・パートナーズ
・施工:大末建設
・事業主:大和ハウス工業
・着工日:2025年8月1日
・完成予定日:2027年1月22日
・入居開始予定日:2027年1月23日
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