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クボタ、仏北部に大型畑作用トラクタ拠点

2013年12月4日 (水)

荷主クボタは4日、フランスのノール県に大型畑作用トラクタの製造事業会社を新設し、2015年4月から量産を開始すると発表した。大型畑作用トラクタを現地生産し、グローバル畑作市場に本格参入することで、農業機械事業のグローバル展開を加速させる。

新会社「クボタファームマシナリーヨーロッパ」(仮称)は14年1月にノール県ベルグ市(ダンケルク行政区)で設立し、11.5万m²の敷地に3.7万m²の工場を建設。総額4030万ユーロ(50億円)を投資し、欧州、北米・豪州・日本向け畑作用大型トラクタを製造する。

生産能力は年産3000台で、14年12月に稼働を開始し、15年4月から量産に入る計画。

同社は畑作穀物市場進出に先立ち、昨年5月にノルウェーのトラクタ装着用作業機器メーカー「クバンランド社」を買収している。さらに畑作穀物市場に本格参入していくステップとして新拠点を設け、130-170馬力の大型畑作用トラクタを開発、現地で生産を開始する。