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ANAが日本貨物航空の買収完了

2025年8月1日 (金)

M&AANAホールディングス(HD)は8月1日、日本郵船グループの日本貨物航空(NCA、千葉県成田市)との株式交換を完了し、NCAを完全子会社化したと発表した。これによりNCAは同日付で日本郵船の連結子会社から外れ、ANAグループの一員として新たな体制での運営を開始した。

株式交換に関する契約は2023年7月に最終合意され、同年10月1日をめどにANAHDが日本郵船からNCAの全株式を取得する形で進められていたが、各国・地域の競争当局による審査の影響で、手続きはたびたび延期されていた。

NCAは1978年、国際貨物専門の航空会社として複数の事業者の出資により設立された。日本郵船は主要株主として長年にわたり経営に関与し、2010年には同社の完全子会社となった。現在に至るまで、日本で唯一の貨物航空運送専業会社として業界内で独自の地位を築いてきた。

今回の完全子会社化を受け、ANAグループは中核事業であるエアライン事業拡大に向け、貨物事業の再編・統合を進める方針を明確にしている。グループ全体の収益基盤を強化し、サプライチェーンの高度化に対応した高品質かつ国際競争力のある貨物航空サービスの提供を目指す。

ANAカーゴとNCA、役員体制が決定

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