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ダンボールワンが売上高84億超える、ラクスル

2025年8月4日 (月)

調査・データネット印刷のラクスル(東京都港区)は4日、同社が運営する梱包資材専門のEC(電子商取引)サイト「ダンボールワン」が2024年7月期に売上高84億円を達成したと明らかにした。取り扱い商品点数も創業当初の850点から11万点以上に拡大している。

ダンボールワンは、もともと金沢市にあった段ボールメーカーが2005年に開設。業界初のECサイトで、現在は東京商工リサーチの調査で国内売り上げ1位を獲得するまで成長した。

ラクスルは2020年、同社に資本参加した後、22年に完全子会社化し、現在はラクスルがサイトを運営している。今年には印刷・集客支援プラットフォームの「ラクスル」とダンボールワンの会員IDの統合も行った。

矢野経済研究所によると、国内の紙パッケージ市場の約6割を段ボールが占めており、段ボールの安定した需要が市場全体を支えている。また、環境意識の高まりから、「紙化」の流れも市場の追い風となっている。24年度の紙パッケージ市場規模は、前年度比0.6%増の1兆9079億4000万円と見込まれており、30年度には22年度比で約10%の成長が期待されるなど、中長期的に堅調な拡大が続く見通しとなっている。

こうした情勢の中、ダンボールワンは急成長を遂げており、20年7月期に33億3800万円だった売上高は、24年7月期に84億900万円となった。扱う商品数も846点から11万8955点と140倍にまで拡大した。

同社はグループ全体で利用可能なポイント制度の導入も進めている。「今後もデジタル化の推進や業務プロセスの効率化、商品ラインナップのさらなる拡充を進め、サービスを絶えず進化させていく」としている。

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