拠点・施設グンゼは6日、アパレル事業の構造改革の一環として、生産・物流拠点の集約・再編と希望退職の実施を決定したと発表した。これは、中期経営計画「VISION 2030 stage2」で示されたアパレル事業の持続的な体質強化に向けた施策の一つであり、事業運営の効率化と収益構造の改善を図る。
物流面では、子会社のグンゼ物流(栃木県下野市)が運営する京都物流センター綾部事業所(京都府綾部市)を25年12月末、福知山事業所(京都府福知山市)を26年12月末でそれぞれ閉鎖する。生産拠点の集約と連動し、在庫削減やリードタイム短縮に対応した機動的な物流体制への転換を目指す。今後はアウトソーシングの活用も視野に、EC(電子商取引)の拡大や重点顧客への対応強化を進める方針だ。
また、グンゼ梁瀬工場(兵庫県朝来市)と東北グンゼ(山形県寒河江市)など子会社3社の生産機能を26年中に集約し、開発拠点でもある宮津工場(京都府宮津市)に統合する。対象となる従業員については、グループ内異動や再就職支援を実施する。
また、アパレル事業の間接部門・営業部門の40歳以上の従業員を対象に、退職加算金と再就職支援を伴う希望退職制度「ネクストチャレンジプログラム」も実施する。
構造改革にかかるコストは26年3月期の業績予想にすでに織り込み済みで、業績予想の修正は行わないとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。