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郵船ロジ、ロシアで倉庫を移転、3倍に拡大

2013年12月12日 (木)

ロジスティクス郵船ロジスティクスは12日、ロシア法人の郵船ロジスティクスRUSが、2014年1月にモスクワ近郊ポクロフの倉庫を移転、拡大すると発表した。これにより、倉庫面積は2万4000平方メートルと既存倉庫の3倍に拡大し、同社がロシアで保有する倉庫としては最大級の拠点となる。

同社はモスクワから南に20キロに位置するポクロフで、8000平方メートルの倉庫を活用し、電気機器関連を中心とした顧客にロジスティクスサービスを提供しているが、内需拡大に連動した一般消費財や家電などで倉庫需要が高まっていることから、同じ敷地内に建設中の新倉庫へ移転するもの。

新倉庫では、電子電気機器やリテール関連の顧客向けの在庫保管、流通加工、国内配送などのロジスティクスサービスに注力し、これらとロシア国内拠点への輸送サービスをつなげたワンストップサービスを提供する。同社のロシア事業は4都市7拠点、倉庫面積は3万平方メートルを越える見込み。

同社は、9月にサンクトペテルブルクのプルコヴォ空港内に事務所を開設して航空貨物輸送体制の強化を図っているほか、サンクトペテルブルク港、ノボロシスク港、ナホトカ・ボストーチニィー港を起点とした海上貨物輸送も堅調に推移。

特に日系フォワーダーで唯一拠点を保有しているノボロシスクをハブとした海上輸送、ロシア内陸へのトラック・鉄道輸送、太平洋との玄関口ナホトカを活用したシベリア鉄道による輸送など、多彩なサービスを展開している。また、現地代理店のネットワークを駆使してフィンランド、バルト三国、ウクライナなどロシア周辺国からのサービスにも対応する。