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熊本豪雨で物流に大きな影響、12日時点

2025年8月12日 (火)

国内10日から11日にかけて九州で線状降水帯の発生が相次ぎ、熊本県では大雨特別警報が発表されるなど冠水や土砂崩れの被害が相次いでいる影響で、交通網や物流に大きな影響が出ている。

国土交通省の12日8時の発表によると、5時時点で北九州高速、九州道、南九州道の計3路線8区間が、土砂流入の影響で通行止め。東海北陸道、山陽道、中国道、九州道、北九州高速、広島高速、東九州道の7路線24区間が雨量基準が超過したことにより通行止めとなっている。

直轄国道では10号・57号・208号の計3路線4区間、補助国道では218号・223号・249号・266号・433号・445号・471号・495号・500号・504号の計10路線13区間で通行止めが続いている。

JR貨物では7日6時45分ごろに鹿児島線北九州貨物ターミナル駅構内にて発生した機関車脱線(9日13時50分運転再開)と大雨の影響を受け、大幅な遅れが発生。また東海道線・山陽線・鹿児島線・肥薩おれんじ鉄道線をはじめとした区間で貨物列車の運転を見合わせている。

宅配3社も影響を受け、それぞれ対応を発表した。ヤマト運輸は山口県(下関市)、鹿児島県(鹿児島市、霧島市、姶良市)、熊本県全域で集配に大幅な遅れが出ているとし、貨物列車やフェリーの遅延、幹線高速道路の交通規制により、全国から九州(下関市)あて・九州、山口県(下関市)から全国あての荷物に遅延が発生している。

佐川急便は、石川県珠洲市(清水町、仁江町)で荷物の預かり・配達を停止。石川県七尾市・輪島市・珠洲市(清水町、仁江町除く)・鳳珠郡(穴水町・能登町)では荷物の預かり・配達に遅れが生じている。また北海道全域、九州全域、山口県下関市あての荷物に遅延が生じている。

日本郵便は、利用客および社員の安全確保の観点から石川県、山口県、福岡県、熊本県、鹿児島県の49の郵便局で窓口業務を休止。九州地方および山口県の一部で引受・配達となる郵便物およびゆうパックなどに遅れが発生している。

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