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DHL、メキシコ向けLCLサービスを開始

2013年12月16日 (月)

ロジスティクスDHLグローバルフォワーディングジャパン(東京都墨田区)はこのほど、日本とメキシコを結ぶ海上小口混載輸送(LCL)の新サービス「LCLダイレクトボックス」をウィークリーサービスで開始した。

横浜港からメキシコ・マンザニーロ港まで積み替えなしで直接輸送することで、輸送所要日数を10日間短縮。CO2排出量も40%削減する。

マンザニーロ向けのLCLダイレクトボックスサービスは横浜発が25日、東京、名古屋、大阪、神戸発がそれぞれ27日、博多発が28日の輸送日数で利用できるようになる。

LCLダイレクトボックスサービスは、横浜以外に日本側のコンテナ・フレイト・ステーション(CFS)がある東京、名古屋、大阪、神戸、博多からも集荷、積み込みを行い、日本発の貨物を横浜港に集約してコンテナに仕立てる。

中継地でコンテナの開封・再仕立てのための別のコンテナへの積み替えも発生しないことから、製品への潜在的ダメージが大幅に減少し、取扱所要時間も短縮されることから、顧客は納期をコントロールしやすくなる。

DHLでは、2011年のアジア域内航路を皮切りに、12年はアジアからロサンゼルス、シカゴ、ハンブルク、ミラノを含む北米、ヨーロッパ大陸へ仕向地を拡大し、海上小口混載サービスの強化に取り組んでいる。

日本発のサービスとしては、11年に東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、博多の6CFSから、中国・大連、寧波、青島、天津新港、上海、厦門、香港、韓国・釜山、台湾・高雄、基隆など北アジア向けに大幅増便。12年は、日本からタイのバンコク、インドのチェンナイ、ニューデリー向けに、13年はブラジルのサントス向けに直行サービスを開始するなど、日本発の海上小口混載輸送サービスの強化を図っている。