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DHL、インド向けの高速LCLサービスを開始

2012年6月25日 (月)

ロジスティクスDHLグローバルフォワーディングジャパン(東京都墨田区)は25日、インドと日本を結ぶ海上小口混載輸送(LCL)サービスを26日から拡充すると発表した。LCLダイレクトボックスは、ロサンゼルス、シカゴ、ハンブルク、ミラノ、上海、釜山、バンコクなどの都市向けに提供しており、仕向地にインドの2都市を追加することで、ネットワークの強化を図る。

 

インドのチェンナイ、ニューデリーと日本を積み替えなしで直接結ぶ新サービス「LCLダイレクトボックス」は、従来の海上混載輸送を利用した場合に比べ輸送所要時間を最大で6日短縮する。新サービスの開始により、最大でCO2排出量を3.25%削減する効果も見込む。

 

新サービスは、日本側のコンテナ・フレイト・ステーション(CFS)である東京、横浜、名古屋、大阪、神戸から、東日本エリア(東京、横浜)と中部(名古屋)・西日本エリア分(大阪、神戸)の貨物を分けて集荷、積み込みを行い、それぞれのエリアで最速の本船サービスを利用して出港する。また中継港で開封・再仕立てすることなく直接インド側仕向け地チェンナイ、ニューデリーまで輸送することで、大幅なリードタイムの短縮を実現した。

 

DHLは、既に実施している東京、横浜、名古屋、大阪、神戸のCFS受けインド向けサービスと合わせ、関東、中部、関西エリアからそれぞれ週1便のインド向け海上小口混載サービスを提供することとなり、対インド輸出の輸送ニーズの伸びに対応する。新サービスは日系企業が多く進出しているインド北部のニューデリー、南部のチェンナイを仕向地としており、インド全土をカバーすることが可能。