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横浜ゴム、タイのタイヤ試験コースを拡張

2013年12月17日 (火)

拠点・施設横浜ゴムは16日、タイ・ラヨーン県にある総合タイヤプルービンググラウンド「タイヤセンター・オブ・アジア」を拡張したと発表した。

今回の工事で拡充したのは、ドライ用2.5キロ、ウェット用1.5キロの2種類のハンドリング試験路、スキッドパッド、コーナーハイドロプレーニング路で、合わせて4種類の試験路を増設した。

ハンドリング試験路ではドライ、ウェット時のタイヤの総合性能と車とのマッチング、スキッドパットではウェット時のタイヤのグリップ性能、コーナーハイドロプレーニング路ではパターンを含めた総合的なタイヤ排水性能をそれぞれ評価する。

今回の拡充により、同センターではタイヤの運動性能、振動性能のすべての評価が可能になった。

センターは2009年4月にオープン、敷地面積は東京ドームの36倍に当たる169万平方メートルで、当初から時速200キロを越える高速走行試験が可能な4.1キロの高速周回路、10万平方メートルに上る総合試験路、アジアの一般路を再現した4.2キロの外周路、悪路耐久路などを備えている。

総合試験路は全長1キロあり、スラローム走行で高速レーンチェンジ試験が可能なほか、ウェット試験路、乗り心地やノイズ評価が行える特殊試験路も設けられている。

センター設立以前、同社では日本の総合タイヤプルービングラウンド「D-PARC」と冬用タイヤ専門プルービンググラウンド「T-MARY」を中心にタイヤ評価を行っていたが、タイヤ事業のグラーバル展開に伴う拡大に対応し、より大規模なタイヤ評価施設が必要と判断。タイに評価施設を建設した。