横浜ゴム、耐摩耗重視のトラック全天候タイヤ発売

荷主横浜ゴムは28日、耐摩耗性能重視型のトラック・バス用オールシーズンタイヤ「710R」の販売を3月から開始する、と発表した。発売サイズは全10サイズで、価格はオープン。

710Rは、耐摩耗性能と耐偏摩耗性能を大幅に高めることで「経営者の求める経済性」を追求しながら、「多くのドライバーが不安を抱える空荷時の安全性」の改善を目指して開発。

トレッドには新開発の専用パターンを採用し、ワイドトレッドデザインで耐摩耗性能を向上させて互い違いにブロックを配置した千鳥ブロックレイアウトや「Z」型のブロックを交差配置したセンター「Z」ブロックが偏摩耗を抑制する。また、ブロック面積の最適化により接地圧を均一化した。

さらに、ワイドセンターブロックとワイドセンターグルーブが空荷時のグリップ力と排水性の向上に寄与。コンパウンドには耐摩耗性能に優れるポリマーとウェット性能に貢献するシリカを配合し、さらに新C’ROLL製法を採用した。

これにより、従来品（ZEN701ZE）に比べ耐摩耗性能を20％以上向上、空荷時ウェット発進スリップ性能を57％改善したほか、ウェット制動性能や雪上性能も従来品と同等レベル以上を確保した。