サービス・商品横河電機は20日、子会社の横河デジタル(東京都武蔵野市)が開発した「荷積み計画AI」を北越コーポレーション傘下の北越物流(新潟市東区)で実証し、従来は熟練者が担ってきたトラック荷積み計画の自動化に成功したと発表した。北越コーポレーションと北越物流は実証での成果を踏まえ、25年7月から正式に採用を開始している。
紙製品の出荷計画は、製品形状や車両制約、届け先条件に加え、ドライバーの負荷軽減といった要素を同時に考慮する必要があり、長年にわたり熟練社員の経験に依存してきた。一般的な最適化技術では対応が難しく、自動化や後任育成が課題となっていた。
実証では、熟練社員の思考プロセスを詳細にヒアリングし、現場特有の判断をAI(人工知能)に再現。結果として、従来は長時間を要していた計画立案を10秒以内で完了できることが確認された。さらに、積載効率だけでなく、配送先をできる限り1か所に集約する、複数となる場合は近隣に設定するなど、ドライバー負荷を軽減する工夫も盛り込むことに成功した。
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