ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

味の素と東洋水産、インド・ナイジェリアで合弁

2013年12月18日 (水)

フード東洋水産と味の素は18日、インド、ナイジェリアで即席麺事業の合弁会社を設立することに合意したと発表した。

世界の即席麺市場は2012年度に1000億食を超え、年平均伸長率は3%で堅調に推移しているが、インド市場は44億食で平均伸長率22%、ナイジェリア市場も19億食で伸長率7%と高い伸び率が見込まれている。

東洋水産の海外即席麺事業は、1972年に米国でスタートし、米国で6割、主要輸出先のメキシコでは8割を超えるシェアを獲得。次なる市場進出を目指せる状況が整ったとして、成長市場への早期進出を検討していた。

東洋水産は、味の素の販売基盤、マーケティング力を活用し、成長市場へ早期に進出できる体制を整え、味の素は今回の取り組みを事業拡大に向けたドライバーとして、競争力の強化につなげる。

インドに設立する合弁会社は、東洋水産グループが51%、味の素グループが49%を出資し、チェンナイ市に拠点を構えるとともに、両社共有の新ブランドを検討している。ナイジェリアでは、味の素グループが51%、東洋水産グループが49%を出資する。それぞれの国で10億円の投資額を見込む。