事件・事故米カリフォルニア州のロサンゼルス港で22日18時30分頃、コンテナ船「ONE ヘンリー・ハドソン」で火災が発生し、ロサンゼルス市消防局(LAFD)などが24時間以上にわたる消火活動を展開した。同局が発表した。

▲火災が発生したコンテナ船「ONE ヘンリー・ハドソン」での消火活動の様子(出所:ロサンゼルス消防局)
火災が発生したのはパナマ船籍の同船で、全長300メートル、10万トン級。4700個(20フィートコンテナ換算)のコンテナを積載していた。出火場所は船体中央部の甲板下で、リチウムイオン電池を積んだコンテナの付近だった。
船舶追跡データによると、同船は日本の名古屋、東京、神戸の各港を経由した後、ロサンゼルス港に向かっていた。
LAFDは消防艇4隻を投入し、船体の前方、後方、側面から多角的な放水作業を実施。陸上部隊も配置され、海上と陸上の統合オペレーションで消火にあたった。船体の構造的な制約により消火作業は難航したが、23日18時45分に鎮火が宣言された。
消火活動には、米沿岸警備隊、ロサンゼルス港湾局消防部門、ロサンゼルス港湾警察、ロングビーチ消防局、ロサンゼルス市警察海上部門など複数の機関が協力した。
LAFDのクリスティン・クロウリー局長は「この複雑な火災への対応は、海上と陸上の統合オペレーションの重要性を示すものとなった。パートナー機関との協力が成功の鍵だった」とコメントした。
負傷者の報告はなく、環境への影響も確認されていない。出火原因については調査が進められている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。



















