サービス・商品釜山港湾公社(BPA)は20日、政府と同公社、コンテナターミナルなどに散在している港湾物流情報を統合し、顧客に適したサービスを提供する「港湾物流情報システム」(BPA-NET)の開発を完了し、このほど運営を開始した、と発表した。
BPA-NETの運営開始により、海運会社と荷主、運送会社はインターネットやモバイル機器を利用してリアルタイムでコンテナの位置を追跡できるようになった。
時間とコストを節約できるほか、船舶の入出港判断も素早く正確に行うことができるようになった。加えて釜山港の陸上運送や交通情報などの総合情報を提供しすることにより、ドライバーは交通渋滞を避け、運送会社は効率的な配車で車両の回転率を高める運用が可能。荷役会社は貨物の搬出・搬入作業を効率化できる。
同公社は19日に本社ビルで、海運会社の関係者100人を招き、BPA-NETを紹介・試演する説明会を実施。来月までに荷主と運送会社にもPRする。
同公社は2014年に、釜山港港湾運営コードの標準化とモバイル個人サービスの強化に重点を置いて情報化サービスを進めることにしており、同公社の林基沢(イム・ギテク)社長は「BPA-NETは解放と共有、疎通と協力を強調する『政府3.0』を実現するシステムとして、迅速な港湾の業務処理と物流統制を通じて釜山港の競争力向上に貢献できるものと期待している」と話した。
■BPA-NETのURL
インターネット:www.bpa-net.com
モバイル:m.bpa-net.com