ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

両用車両の世界市場、30年に80.6億米ドル規模に

2025年9月8日 (月)

調査・データH&Iグローバルリサーチ(東京都中央区)は5日、グランドビューリサーチ(米国)の産業調査レポート「両用車両の世界市場:推進方式別(トラック式、ウォータージェット式)(2025-2030)」の販売を開始したと発表した。

レポートによると、23年の世界市場規模は40億8000万米ドルであり、その後、年平均成長率(CAGR)10.2%で成長。30年には市場規模が80億6000万米ドルに成長すると予測されている。

水陸両用車は陸上と水上の両方で効率的に環境走行を可能にする特殊車両で、軍事、防衛、観光、孤立地対応など多用途で市場が拡大。主な用途は監視・救助業務であり、アクセス困難地域や災害発生時に活用され用途別で最も高いCAGRを示す見込み。そのほか水上輸送や掘削・建設作業、レジャーにも活用されている。

成長要因としては遠隔地へアクセスする際の沼地や湿地、河川など従来車両が進入困難な場所への対応力、災害対応ニーズがある。一方、抑制要因としてはインフラの整備不足があり、都市部へのアクセス制限がスタンダードな利用を妨げる可能性がある。今後の成長機会としては気候変動・自然災害への対応時に救援活動での採用が拡大する可能性がある。

地域別で見ると、アジア太平洋地域では経済成長と防衛予算の増加により市場で最大シェアを占めている。特に観光業の活性化も後押しとなり、斬新な取り組みに対する需要が広がる地域と見られている。北米地域では米軍、海兵隊、沿岸警備などでの戦略的需要が高く、予測期間中、最も高いCAGRが期待されている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。