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サービス・商品NTTロジスコ（東京都中央区）は8日、靴販売事業者向けに在庫再配分サービス「スマートエスアール」の提供を開始したと発表した。デザインやサイズの多様性から在庫偏在が起きやすい靴業界に特化し、欠品による販売機会の損失や不良在庫の発生を抑える仕組みを整える。
同サービスは、売上予測に基づき在庫を最適に再配分する計画を自動作成し、店舗から物流センターへ一括返却した後に仕分け・再配送する仕組み。新たに開発した予測ロジックは、季節要因や欠品補正を反映し、少量データでも精度を確保する。これにより「どの商品をどの店舗に移すか」を効率的に判断でき、在庫移動指示や配送コストの最適化も可能となる。
▲「スマートエスアール」のサービス概要図（クリックで拡大、出所：NTTロジスコ）
スマートエスアールは、返却・再配分の指示を自動化し、返却先を倉庫1か所に集約することで、複数店舗間での煩雑なやり取りを不要にする。結果として、本部は在庫消化率の向上と欠品削減を両立でき、店舗は売れ筋商品の売り場を確保しながら作業効率を高められる。
NTTロジスコは今回のサービスを、サプライチェーン全体の効率化と小売現場の省力化を両立させるソリューションと位置づけており、靴業界に限らずほかの多品種小売業への展開も視野に入れている。
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