ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ジオパック、広幅紙対応デジタル印刷で廃棄物削減

2025年9月9日 (火)

サービス・商品ジオパック(東京都江東区)は9日、シンク・ラボラトリー(千葉県柏市)が開発した「広幅紙対応・水性デジタルインクジェット印刷機」を軟包装業界で初めて導入したと発表した。ラミネート加工済み紙への表刷り印刷を可能とし、多品種小ロット対応や短納期、在庫廃棄の削減を同時に実現する。

▲広幅紙対応・水性デジタルインクジェット印刷機(出所:ジオパック)

この取り組みは「表刷り×水性デジタル印刷による廃棄物削減パッケージ」として、日本パッケージングコンテスト2025の包装部門賞を受賞。単なる素材置換にとどまらず、製造工程から廃棄物を抑制する仕組みが評価された。導入方式は大和(東京都中央区)のオーガニックティーブランド「なごみナチュルア」に採用され、プラスチック使用量を37%削減。10種類のパッケージを各1000袋単位で製造し、多品種小ロット展開を可能にした。

同社は今後、スペシャリティコーヒーや日用品分野など幅広い市場への展開を計画。現状は紙と樹脂の複合材のため再資源化には課題が残るが、将来的にはリサイクル適性の向上や紙比率の拡大を視野に入れ、資源循環型パッケージ開発を進める方針だ。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。