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日本宅配システム、宅配ボックスリサイクルを強化

2021年11月15日 (月)

環境・CSR日本宅配システム(名古屋市東区)は12日、新製品への入れ替えで生じる廃棄宅配ボックスのリサイクル事業を強化すると発表した。「リサイクル・アップサイクル事業部」を新設し、他社製品を含めた廃棄宅配ボックスの筐体(きょうたい)や部品を買い取り自社工場で解体して分別することで資源の再利用につなげる。

(出所:日本宅配システム)

コンピューター制御式「デジタル宅配ボックス」の普及を目的とした「デジタル宅配ボックス SDGs & DX PROJECT」の一環。リサイクル・アップサイクル事業部では、宅配ボックスの高まる入れ替え需要に対応して、他社製品を含めた既存製品の鋼板や建設混合廃棄物を回収し、全国の自社工場で解体・分別を行う。

宅配ボックス市場をめぐっては、が日本の宅配便受け取り拠点として本格導入され30年が経過し、古い製品の入れ替え需要が高まっている。宅配ボックスメーカーは鋼板の廃棄とリサイクルのあり方という問題に直面するなかで、日本宅配システムはグリーンサプライチェーンでの解決に取り組むことで、自社製品の99%のリサイクル率を達成している。

日本宅配システムは今回の専門部署の新設を契機に、業界のリーディングカンパニーとしてSDGsのゴール「つくる責任つかう責任」への対応策として、2030年までの廃棄物大幅削減に取り組む。