荷主日本板硝子は2日、ポーランドの拠点に建築用ガラスのコーティング設備を新設すると発表した。設備はグループ会社のピルキントン・ポルスカ(ポーランド)が運営するサンドミエシュ事業所に設置され、2027年1-3月期に生産を開始する。

▲サンドミエシュ事業所(出所:日本板硝子)
投資額は1億6000万ポーランドズロチ(62億円)で、この地域で30人以上の新規雇用を見込む。設備は完全自動化されたスパッタリングコーティングラインで、透明かつ精密な機能性膜をガラス表面に施す。これにより、省エネ性能に優れたLow-E(低放射)ガラスを含む高機能製品の供給体制を拡充し、エネルギー効率の向上や日射透過率の制御に対応する。
サンドミエシュ事業所は技術基盤と物流環境に強みを持つNSGグループの主要拠点であり、今回の投資は「事業開発」と「脱炭素化」を柱とする中期経営計画に沿うもの。欧州で高まる環境配慮型建築需要に応えるとともに、地域雇用の拡大と持続可能な建築資材の供給に寄与する。
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