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日立、米国の鉄道車両工場にシステム連携ソフト

2025年9月11日 (木)

サービス・商品日立製作所は11日、米国子会社のGlobalLogicとFlexware Innovationが、日立レール(英国)が米メリーランド州に新設した鉄道車両製造の最先端デジタル工場に、Flexwareの社内物流ソフトウエア「LIFT」を導入したと発表した。

導入された「LIFT 3.0」は、FlexwareがGlobalLogicなどと共同開発した。Flexwareにとって初の完全自社開発製品で、ことし5月にリリースした。

LIFT 3.0は、無人搬送車(AGV)やコンベヤー、エレベーター、IoT機器などの自動化システムをシームレスに連携させ、ERP(基幹システム)やWMS(倉庫管理システム)などをサポートして主要な自動化システムとの相互運用を可能にする。

日立レールの新設工場は、2万8000平方メートルの広さがあり、月最大20両の鉄道車両を建設する。最新の積層造形技術やAI(人工知能)ロボットを含む3000万ドル(45億円)以上のデジタル投資がされており、LIFTは、倉庫から複数の作業セルへの資材移動をAGVで行うために導入されている。LIFTはWMSとAGVの車両管理システム(FMS)と統合されており、入庫資材要求の受信やAGVへの指令の送信、完了後のWMSへのステータス報告を行う。また、システムの稼働状況の監視やアラートの処理なども担っている。

Flexwareは「現在の製造・倉庫環境では、レガシーソフトウエアからフォークリフト、次世代ロボットまでさまざまなシステムが混在しており、それらが効果的に連携することは容易ではない。これは作業者の安全にも関わる問題で、LIFTには次世代のスマートマニュファクチャリングを支える力がある」などととしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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