M&A出光興産は11日、富士石油を公開買い付け(TOB)により取得することを決定したと発表した。買付金額は261億884万4000円。成立後は富士石油を上場廃止・非公開化する見込み。
2019年7月、出光興産を吸収分割承継会社、昭和シェル石油(東京都千代田区)を吸収分割会社とする会社分割により、出光興産は昭和シェル石油の全事業を承継。また、住友化学とJERAが保有していた富士石油株式の全てを市場外で取得したことにより、当時の発行済株式総数の21.79%を保有するに至り、富士石油を持ち分法適用関連会社としていた。
今回の子会社化により生産体制を最適化し、需給変動や突発的な装置トラブルの際にも製品や原料油を相互に融通できる効率的で安定した供給体制の確立を目指す。また桟橋やタンクなどのインフラをグループ全体で有効活用することで、エネルギーの安定供給基盤を構築するとともに原料や資機材の調達を一元化し、大型桟橋を活用した効率的な輸出入によってコスト競争力の向上を図る。さらに袖ケ浦製油所を重要な拠点と位置づけ、低炭素エネルギー供給拠点の構築を目指す。
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