調査・データEU(欧州連合)統計局(ユーロスタット)は12日、EU域内の2024年内陸水路貨物輸送量を公表した。EU全体では前年比4.5%増の1216億2200万トンキロとなり、3年ぶりの増加となった。
国別にみると、最も多いのはドイツで434億4300万トンキロ、次いでオランダの423億900万トンキロだった。この両国でEU域内の内陸水路輸送全体の70.5%を占めている。前年比でもドイツが最も大きく増加し、19億トンキロ(4.7%)増加した。EU全体では52億トンキロの増加だった。
輸送品別の内訳を見ると、金属鉱石が最も多く、トンキロ換算で総輸送量の23.2%を占めた。次いで、コークス・石油精製製品の16.3%、化学薬品・ゴム・プラスチック・核燃料の14.0%、農産物の13.6%が続いた。
前年と比較すると、二次原材料や廃棄物の輸送量が大きく増加し、12.9%の増加となった。これに続き、化学薬品・ゴム・プラスチック・核燃料が12.4%増加した。輸送量が全体的に増加するなか、唯一、石炭・原油だけが26.5%の減少となった。
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