アパレル東レは17日、スリランカ大手の縫製メーカー、MASホールディングスと共同でインドに衣料用縫製品製造会社を設立したと発表した。新会社「Toray MAS Apparel India Private Limited」(TOMA)はオディシャ州に工場を建設し、2026年後半に操業を開始する予定。出資比率は東レグループが60%、MASが40%となる。
MASは世界13か国で事業を展開し、インドでも26年の実績を持つ。縫製自動化を推進する先進的な企業として知られる。東レは原糸から縫製までの一貫設計や高次加工技術を強みに、中国、ベトナム、バングラデシュなどで生産拠点を展開してきた。今回の合弁により、成長著しいインド市場に向けた供給力を強化するとともに、グローバルなサプライチェーンの拡充を狙う。

▲TOMA社の完成予定図(出所:東レ)
TOMAは高品質かつ先進的な製品製造を通じ、地域雇用の創出にも寄与する。また、東レが戦略的パートナーシップを結ぶユニクロの南アジアでの縫製拠点としても位置付けられ、インド市場でのサプライチェーン高度化を進める方針だ。両社は引き続き連携を深め、強みを生かした戦略を展開していくとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。