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24年EU道路輸送貨物量は0.7%減、欧州委員会

2025年9月25日 (木)

調査・データ欧州委員会統計局は24日、2024年のEUの道路輸送貨物量について公表した。

これによると輸送貨物量は、トンベースで前年比0.7%減少。一方で、20年以降の全体的な推移を見ると、輸送量は年平均0.1%の割合でわずかに増加している。輸送量で最も多かった品目は「金属鉱石、鉱業および採石製品」で30億1000万トンと全体の23%を占めた。次いで「食品、飲料、タバコ」(15億9000万トン、12.2%)、「その他の非金属鉱物製品」(15億6000万トン、11.9%)が続いた。

トンキロベースでは、EU全体で24年は前年より0.7%増加した。品目別では「食品、飲料、タバコ」が3122億トンキロで16.7%を占め最多となり、「グループ化された商品(複数の種類の商品をまとめて輸送するもの)」(2365億トンキロ、12.7%)、「農林水産物」(2076億トンキロ、11.1%)が続いた。

また、道路輸送全体に占める危険物(可燃性液体、毒性物質、爆発性物質など)の割合では、フィンランドが8.4%で最も高く、ベルギー(6.4%)、デンマーク(5.6%)が続いた。23年と24年の両年で2%を下回ったのは、リトアニア、ポルトガル、スロバキアの3か国だった。

20年から24年の危険物輸送量の年間平均増加率をみると、15か国でプラスとなった。最も高い伸びを示したのはブルガリア(13%増)、ルーマニア(9.6%増)、リトアニア(8.1%増)。一方で、ポルトガル(11.6%減)、クロアチア(11.3%減)、キプロス(11.2%減)、ルクセンブルク(10.8%減)では減少が顕著だった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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