ロジスティクス上組はこのほど、中国・上海地区に100%出資の現地法人を設立し、1日から本格的に営業を開始した。
新会社「上組国際貨運代理(上海)有限公司」は、香港現地法人「上組(香港)有限公司」の100%子会社として設立し、資本金1500万香港ドル、当初スタッフ33人を配置。揚子江流域を含む華東地区での既存拠点の統合と、資本増強による経営資源の集中により、同地域の物流事業強化を狙う。
新会社では、2010年9月に現地で法人登記を完了、各種営業許可の取得、組織の統合・再編を行い、ことしから本格的な営業を開始した。華東地区には、同エリアの物流規模拡大に対応するため、94年に上海事務所を開設以来、現地法人や無錫事務所などの営業拠点を設立してきた。今後もマーケット成長が見込まれると判断し、新会社設立と組織統合による人材・業務の効率化を進めることにした。
新会社では、一般的な海上・航空輸出入貨物フォワーディング業務、SCM、3PL、バイヤーズ・コンソリデーション、VMIなどに加え、重量物輸送、設備解体・据付、現地許認可取得代行、コンサルティング業務などソフト関連業務も展開する。
既存の現地法人は新会社に統合せず、華南地区は上組(香港)有限公司、上組国際貨運代理(深セン)有限公司、華東地区は新会社を中心とした拠点ネットワークの構築を進めていく。