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テーブルマーク、北海道加ト吉をちぬやHDに譲渡

2025年9月29日 (月)

M&A日本たばこ産業(JT)傘下で冷凍食品の製造販売を手がけるテーブルマーク(東京都中央区)は26日、グループ会社の北海道加ト吉(北海道赤平市)の全株式を、ちぬやホールディングス(HD、香川県三豊市)に譲渡すると発表した。北海道加ト吉の主力商品だった冷凍コロッケから撤退し、コロッケ市場で高いシェアを持つちぬやHDに譲渡することで、北海道加ト吉の経営の立て直しを図る。譲渡は2026年4月1日付で、譲渡額は公表していない。

北海道加ト吉は1994年設立で、北海道産の良質な原料を使用した冷凍コロッケを製造、販売し、現在は業務用を中心に冷凍コロッケのほか、冷凍ラーメンも製造している。しかし、事業環境の急速な変化で、グループ全体の生産体制を見直さざるを得なくなり、北海道加ト吉の持続的な事業成長には、コロッケ市場でのプレゼンスが高く、有力なノウハウを擁する企業に託すことが最善であると判断した。

同様に冷凍食品の製造販売を手がけるちぬやHDは、コロッケやミンチカツ、チキンカツの製造販売を主力とし、業務用冷凍ポテトコロッケの販売額では国内で3割のシェアを占める。このため、国内最大級の生産能力と高いコスト競争力を有するちぬやHDのもとであれば、北海道加ト吉が培ってきた技術力や知見を最大限活用し、さらなる成長と発展を期待できると結論づけたという。

北海道加ト吉が製造していたテーブルマークブランドの冷凍コロッケ商品は、事業譲渡後1年間の移行期間を経て生産を終了する。冷凍ラーメンについては、テーブルマークグループ内の他の工場へ製造移管し、販売を継続する。

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