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日アジア投資、物流施設開発のKICHDを子会社化

2025年9月30日 (火)

M&A日本アジア投資は29日、物流施設やデータセンターの開発を手がけるKICホールディングス(HD、東京都千代田区)を子会社化すると発表した。2026年1月をめどに同社株式の60%を取得する。傘下のKICアセット・マネジメント(同)が保有する金融商品取引業ライセンスも活用し、不動産ファンドの組成を視野に安定収益の拡大を目指す。

KIC HDはこれまで物流施設の開発を中心に事業を展開してきたが、近年は受電容量が国内最大級となるデータセンター開発にも進出。建設費は29年末までに2200億円に達する見込みで、まずは第1期施設の同年内完成を目標に用地取得を進める。資金調達面でも、上場企業傘下となるメリットは大きいとみられる。

日本アジア投資はこれまでエクイティ投資家としてプロジェクトに関与してきたが、今後は自社で事業開発リソースを確保し、ノウハウを社内に蓄積する方針。中期経営計画では外部資金を活用した投資開発事業の拡大を掲げており、今回の子会社化をその一環と位置づける。物流と並ぶ重点分野であるデータセンター事業への本格参入を通じ、アセットマネジメント収益の強化と投資開発事業の成長を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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