ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

キオクシアとサンディスク、北上工場第2棟が稼働

2025年9月30日 (火)

拠点・施設キオクシア(東京都港区)とサンディスク(同)は9月30日、両社が共同運営する北上工場(岩手県北上市)の第2製造棟(K2棟)が稼働を開始したと発表した。AI(人工知能)の普及などで拡大するフラッシュメモリ需要に対応し、第8世代3次元フラッシュメモリ(218層)の生産を進める。2026年前半に本格出荷を予定し、市場動向に応じて段階的に増産する方針だ。

▲北上工場(出所:キオクシア)

K2棟は総面積3万7000平方メートルで、免震構造や省エネ設備を採用。生産効率向上のためAIなどの先端技術を導入し、設備配置を最適化したデザインを採用している。政府の「認定特定半導体生産施設整備等計画」に基づく助成金の一部も投じられた。

同工場を運営するキオクシア岩手の柴山耕一郎社長は「AI市場の急速な成長に新たな価値を提供する」とコメント。サンディスクのマイトリー・マハジャーニ氏も「フラッシュメモリは次世代イノベーションの基盤となる」と強調した。

両社は20年以上続く合弁事業を通じ、3次元フラッシュメモリの共同開発や投資でシナジーを追求し、競争力強化を図る。AIやデータセンター分野の需要を取り込むことで、国内外の半導体供給網や地域経済への貢献も見込む。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。