荷主ENEOSは1日、東京都品川区八潮地区に国内初となるトラック対応の商用車専用EV(電気自動車)充電ステーション「大井充電ステーション」を開設した。物流需要地や大手EC(電子商取引)・物流事業者の倉庫が集積するエリアに立地し、物流拠点間を結ぶ充電ハブとして機能する。
新拠点は全長9メートルのEVトラックに対応し、最大6台を同時に急速充電できる。充電中に利用できる休憩施設を備えるほか、独自の「充電予約システム」を導入。利用状況を常時確認でき、充電待ちによる運行計画の乱れを防ぐことで、効率的な車両運用を支援する。

▲大井充電ステーションの現地状況(出所:ENEOS)
商用車の電動化は進んでいるが、充電インフラ不足や待機時間、コスト削減の難しさが普及の障壁となっている。ENEOSは予約制による利便性向上や需要喚起、価格低減を組み合わせ、物流事業者の経済合理性を確保しつつ、持続可能な充電ネットワークの構築を目指す。
同社は長期ビジョンに「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」を掲げ、全国1万2000か所のサービスステーション網を活用してEVユーザー向け経路充電ネットワークの拡充を進めるとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。