調査・データハコベル(東京都中央区)は7日、エムズコーポレーション(栃木県宇都宮市)の新富士倉庫にトラック予約・受付システム「トラック簿」を導入し、トラックの平均滞留時間を18%削減した事例を公開した。
同倉庫ではこれまで、到着したドライバーが紙で受付し、車両仕様や積荷情報が不明なまま呼び出し順を管理していたため、呼び出し漏れや駐車場混雑が発生。さらに手書き受付簿をExcel(エクセル)に転記する作業に毎日1時間を要していた。トラック簿導入後は、車両スペックや積荷状況を一元管理でき、効率的なバース割り当てが可能になった。滞留時間は平均33分から27分へ短縮し、呼び出し漏れも解消。スマホ受付機能により施設外での受付が可能となり、混雑緩和や作業時間削減にもつながったという。
荷待ち・荷役時間の短縮や現場効率化が課題となるなか、トラック簿は低コストかつ柔軟な運用でバース管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するシステムとして導入が広がっている。エムズコーポレーションは今後、予約機能を活用した着車時間の分散化も検討している。
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