篠崎運送倉庫、北上市にコメ貯蔵の木造定温倉庫

▲完成した木造定温倉庫（出所：篠崎運送倉庫）

拠点・施設篠崎運送倉庫（埼玉県鴻巣市）は7日、岩手県北上市で建設を進めていた全国で3棟目となる木造定温倉庫が、1日に完成したと発表した。温度や湿度の管理を徹底した定温機能を備え、北上市をはじめとする東北地方で生産される玄米を最適な状態で保管できるとしている。

北上市は、東北地方の交通の要衝として重要な役割を担っており、広範囲な物流を効率的に展開する上で戦略的な拠点となる。同社が北上市に木造定温倉庫を建設するのは2棟目となる。CO2の排出量を極力抑える工夫をこらしており、排出量の抑制と高機能保管を両立した。

▲玄米保管に適した空調を完備（出所：篠崎運送倉庫）

倉庫では同市をはじめとする東北地方で生産される玄米を保管する予定で、これによって生産者は収穫後の品質管理が不要となり、市場への安定供給にも貢献するとしている。

（出所：篠崎運送倉庫）

また、同社は多数の大型車両を保有しており、新倉庫の完成によって、東北各地からの集荷から倉庫での保管、配送までを一貫して自社内で完結できる体制がより一層強化される。同社は「輸送コストの最適化やリードタイムの短縮、顧客へのきめ細やかなサービス提供が可能となり、東北地方全体での玄米の物流の効率化と安定化に大きく寄与する」とした。

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