ロジスティクス全日本トラック協会は7日、国土交通省の要請を受け、2025年度の年末年始にかけて「輸送等に関する安全総点検」を実施すると発表した。全国のトラック事業者を対象に、車輪脱落事故や飲酒運転、健康起因事故の防止を柱とした安全対策の徹底を呼びかける。
今年度の点検では、国交省全体として4項目、物流・自動車局(自動車交通関係)として7項目の重点点検事項を設定。トラック運送事業に関わる項目では、健康管理体制、過労運転防止、飲酒・薬物運転防止、車両整備(特に大型車の車輪脱落防止)、大雪時の輸送安全確保、貨物軽自動車運送事業の安全対策などを重点的に確認する。
点検では、乗務員の健康状態や労働時間の把握、整備・点検の実施状況を自主的に確認する「自主点検表」の提出も求める。併せて、感染症や自然災害、テロ発生時の対応マニュアルや通報・連絡体制の整備状況も確認対象とする。
全ト協は「大型トラックの車輪脱落事故や飲酒運転事故は依然として発生しており、事業者ごとの安全管理体制の強化が急務」と指摘。各都道府県トラック協会を通じ、年末年始の輸送繁忙期に向けた周知徹底を図るとしている。
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