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三井倉庫HD、ESG戦略示す統合レポート公開

2025年10月10日 (金)

調査・データ三井倉庫ホールディングスは10日、グループの経営戦略やESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みをまとめた「統合報告書 VALUE REPORT 2025」と「サステナビリティデータブック 2025」を発行したと発表した。両資料は同社ウェブサイトにて公開されており、今冬には英語版の発行も予定している。

VALUE REPORT 2025では、グループ理念に基づいた価値創造ストーリーを構築。財務・非財務の両面から持続可能な成長戦略を示す内容となっており、特に人的資本、DX(デジタルトランスフォーメーション)、環境、安全・品質、人権といったマテリアリティ(重要課題)に関しては、責任者のメッセージを通じて具体的な取り組みと意志を表明している。

一方、サステナビリティデータブックでは、ガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標という4つの柱に沿って、定量・定性の情報を体系的に整理。信頼性や比較可能性の向上を図っており、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)の開示ガイドラインに準拠した内容となっている。

同社は「社会を止めない。進化をつなぐ。」をパーパスに掲げ、急速に変化する事業環境の中でも持続可能な社会の実現と企業価値向上の両立を目指している。今回の情報開示も、物流業界におけるESG対応の強化や企業の信頼性確保に資する動きとみられる。

物流業界では、脱炭素化や人材確保、サプライチェーンの再構築といった課題への対応が迫られている。三井倉庫グループのように統合的な視点での情報発信は、ステークホルダーとの対話を促進し、長期的な競争力維持にも寄与する可能性がある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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