調査・データ東温市は23日、2024年3月23日の開通から1年を経た松山自動車道・東温スマートインターチェンジ(IC)の整備効果を公表した。25年4-6月の平均交通量は1日あたり3170台で、前年同期の2430台から1.3倍に増加。東温スマートICと隣接する川内IC、松山ICを合算した交通量も、開通後に1560台増加した。東温スマートICはETC搭載車であれば全車種が24時間・全方向で利用できる。
産業面では、市内の重信、田窪、東温エコの森など各工業団地から高速道路へのアクセスが向上。IC入口までの所要時間はおおむね7-20分短縮し、走行距離の短縮や燃料費・残業時間の削減など、物流や営業活動の効率化につながったとの事業者の声がある。
救急医療面では、伊予方面から市内医療機関への搬送ルートが最短経路となり、愛媛医療センターへの搬送は1分・2キロ短縮。四国がんセンターなどでは5分以上短縮される事例もあり、患者負担の軽減に寄与している。
防災面では、同ICが一次緊急輸送道路に指定されたことで広域ネットワークが強化。陸上自衛隊松山駐屯地や県警機動隊の出動時間短縮に資するほか、市道牛渕西岡線の整備によりさらなる短縮が見込まれる。
観光面では、松山外環状道路との相乗効果により松山空港方面からのアクセスが改善。空港から市内の複合レジャー施設までの移動時間は最短で22分と、開通前に比べ9分以上短縮した。東温市の観光客数(4-12月)は開通前後で1割増となり、市内施設への誘客に波及効果が見られる。
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