
▲ANION南相馬工場外観(出所:日本国土開発)
拠点・施設日本国土開発(東京都港区)の100%子会社であるANION(同)は23日、福島県南相馬市小高区に建設した機能性吸着材製造拠点「ANION南相馬工場」の開業披露式を実施した。投資額は10億円で、11月から本格稼働を開始し、2029年5月期には年間45トンの生産を見込む。
南相馬工場は鉄骨造平屋建てで、敷地面積1万3729平方メートル、延床面積1141平方メートル。昼夜稼働時の最大生産能力は年間100トン。

▲倉庫内部(出所:日本国土開発)
同社が生産する「ADOXパウダー」は層状複水酸化物(LDH)をナノ化した無機系陰イオン吸着材で、鉄筋コンクリート構造物の塩害対策や長寿命化に寄与する。現在はエポキシ樹脂などに混合して防錆やひび割れ補修に使用しており、今後は塗料や止水材などへの応用も検討している。
この事業は経済産業省の「自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金」(第8次公募)に採択されており、地域雇用創出と震災復興支援の一環として進められる。
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