ロジスティクスオラクル・コーポレーション(米国)は、米ラスベガスで開催した自社イベント「Oracle AI World」で、サプライチェーンマネジメント(SCM)を支援する新たなAI(人工知能)エージェント群を発表した。自社の統合業務基盤「Oracle Fusion Cloud Applications」に組み込み、計画立案から調達、在庫管理、出荷までの業務を自動化・最適化する。
新機能は、同社の生成AI開発環境「AI Agent Studio」で構築されたもので、プランナーや物流担当者がデータに基づき迅速な意思決定を行えるよう支援する。AIエージェントはクラウド基盤「Oracle Cloud Infrastructure」上で稼働し、追加費用なしで利用可能。既存の業務プロセスに統合され、リアルタイム分析と作業自動化を同時に実現する。
SCM領域では、在庫不足を検知する「Item Shortages Analysis Agent」、出荷適正を確認する「Outbound Compliance Agent」、受注処理を支援する「Fulfillment Processing Assistant Agent」などを搭載。出荷遅延や調達トラブルといった例外対応をAIが監視し、最適な対応策を提示する仕組みも導入した。
オラクルは、AIを中核に据えた統合型SCMプラットフォーム「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing」を通じ、企業が需要変動や供給制約に柔軟に対応できる“レジリエントな供給網”の構築を支援する考えだ。
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