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T2、綾瀬SIC近くに自動運転「切替拠点」設置へ

2025年10月30日 (木)

拠点・施設自動運転トラック事業を手がけるT2(東京都千代田区)は30日、神奈川県綾瀬市の東名高速道路・綾瀬スマートインターチェンジ
(IC)近くに、無人運転と有人運転を切り替えるための拠点を新設すると発表した。物流事業者としては国内初の取り組みで、2025年11月に着工し、26年2月の完成を予定している。

▲切替拠点の完成イメージ(出所:T2)

「切替拠点」は、高速道路上で無人走行する自動運転トラックが、ICと荷主拠点を結ぶ一般道を有人で走行する際に、ドライバーが乗り降りして運行形態を切り替えるための施設。東名高速を挟んで2カ所に整備し、上り・下りそれぞれの進入方向に対応する。敷地面積は2000平方メートル。

T2は27年からレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの開始を目指しており、すでに25年7月からレベル2車両の商用運行を始めている。レベル4実現には、無人走行区間と有人走行区間を円滑に接続する運用拠点が不可欠であり、同社はこれまで関東・関西圏で候補地を検討してきた。綾瀬市小園の立地はスマートICに近く、高速アクセスに優れることから今回の設置に至った。

▲切替拠点の位置づけ(クリックで拡大)

拠点完成後は綾瀬市と連携し、市内産業団地の企業を対象に、自動運転トラックを活用した実証実験への参加を呼びかける予定。綾瀬市商工振興課は「物流危機という社会課題に対し、幹線輸送の自動化を地域発で支援したい」とコメントしている。

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